イベントビルダー(近日公開)
「イベントビルダー」は、Discord サーバー上で起きた出来事(メンバーの参加・退出、メッセージの受信など)をきっかけに、Bot を自動で動かすための機能です。
イベントビルダーは現在「開発中」です。画面を開いても設定やイベントの追加はできません(2026-05 時点)。後日のアップデートで実装予定です。
イベントビルダーとは
BotShade には、Bot を動かすきっかけ(トリガー)を作る機能が 2 種類あります。
| 機能 | 動くきっかけ | 例 |
|---|---|---|
| コマンドビルダー | ユーザーがスラッシュコマンドを入力したとき | /help と打つと使い方を返信する |
| イベントビルダー(近日公開) | サーバーで何かの出来事が起きたとき | 新しいメンバーが参加したら歓迎メッセージを送る |
コマンドビルダーがユーザー自身のコマンド入力を前提とするのに対し、イベントビルダーは誰かがコマンドを打たなくても、サーバー上の出来事に反応して Bot を自動で動かします。
たとえば、将来的には次のような自動化を作れるようにすることを想定しています。
- メンバーがサーバーに参加したときに、歓迎メッセージや初期ロールを自動で付与する
- メンバーが退出したときに、お別れメッセージを記録・通知する
- 特定のメッセージが投稿されたときに、自動で反応(リアクションや返信)を行う
上記はあくまで「目指している方向性」の例です。実際にどのイベントへ対応するか、どんな設定項目が用意されるかは、機能の正式公開時に確定します。現時点では確定した仕様はありません。
現在の状態
イベントビルダーは「近日公開(開発中)」の状態です。画面には開発中である旨のメッセージと「Bot ダッシュボードへ戻る」ボタンだけが表示され、イベントを選ぶ画面やアクションを組み立てる画面はまだ存在しません。
「開発中」と表示されている間は、設定の保存・イベントの追加・動作のテストなどは一切できません。
アクセス方法
イベントビルダーの画面は、すでに開くことができます(開いても「開発中」の表示のみです)。次のいずれかの方法でアクセスできます。
Bot ダッシュボード内のメニューから開く
Bot のダッシュボードを開いている場合、画面の左サイドバー・上部のトップバー・下部のメニューバーのいずれかに「イベントビルダー」という項目があります。お使いの画面サイズや表示設定によって、表示される場所が変わります。
- パソコンの広い画面:左側のサイドバー、または上部のトップバーに「イベントビルダー」が表示されます。
- スマートフォンなどの狭い画面:画面下部のメニューバーに「イベントビルダー」が表示されます。
「イベントビルダー」をクリックすると、開発中の画面が開きます。
Bot 一覧のメニューから開く
ダッシュボードの Bot 一覧(各 Bot のカード)からも開けます。Bot カードのメニューボタン(縦三点「︙」のアイコン)を開くと、「コマンドビルダー」「サーバー一覧」などと並んで「イベントビルダー」という項目があります。
イベントビルダーの画面は、Bot ごとに用意されています。複数の Bot をお持ちの場合は、設定したい Bot のダッシュボードや Bot カードから開いてください。
公開までの代替手段
イベントビルダーが正式公開されるまでの間も、似たことを実現する方法があります。用途に合わせて次の機能をご利用ください。
スラッシュコマンドで手動のきっかけを作る
「特定の操作に反応して Bot を動かしたい」という場合は、コマンドビルダーでスラッシュコマンドを作成できます。出来事に自動で反応するのではなく、ユーザーが自分でコマンドを打つ形になりますが、メッセージの送信やロールの付与といった処理を組み立てられます。
たとえば、サーバーに参加した人が自分で /welcome のようなコマンドを実行する運用にすれば、自動ではないものの近い体験を用意できます。
ログ画面で出来事の発生を確認する
「サーバーでどんな出来事が起きているか」を確認したい場合は、Bot ダッシュボードの「ログ」画面が役立ちます。発生した出来事やエラーの履歴を確認できるため、どのタイミングで何が起きているかを把握できます。
自動応答そのものはまだ作れませんが、「いつ・どんな出来事が起きたか」を把握しておくと、イベントビルダーの正式公開後にスムーズに自動化を組み立てられます。
参考: Bot がすでに自動で反応する出来事
イベントビルダーの画面はまだ「開発中」ですが、BotShade の Bot 自体は、サーバー上の出来事に対してすでにいくつかの自動応答を行っています。ここでは「将来イベントビルダーで扱われる可能性のある出来事に、Bot が現時点でどう反応するか」を参考情報として紹介します。
ここで紹介する自動応答は、イベントビルダーの機能ではありません。レベリングや保護などの各機能の設定として動作するもので、イベントビルダーの画面からは設定できません。
メンバーの参加・退出・BAN
メンバーがサーバーに参加・退出・追放(キック)・BAN されたとき、通知用に設定したチャンネルへメッセージを送信できます(各通知が有効で、有効なチャンネルが指定されている場合)。通知の文面はテンプレートでカスタマイズでき、参加時の既定文面は {USER_MENTION} joined!、退出時の既定文面は {USER_NAME} left.、BAN 時の既定文面は {USER_MENTION} was banned. です。
文面の中では、ユーザーのメンションや名前などを差し込むためのプレースホルダ(例: {USER_MENTION} ・ {USER_NAME})を使えます。キックや BAN を行ったモデレーターや理由が判明している場合は、{MODERATOR_MENTION} や {REASON} も差し込めます。
退出とキックの区別は、サーバーの監査ログを参照して判定します。Bot に「監査ログの表示」権限がない場合は区別できず、実際にはキックでも「退出」として通知されることがあります。
レベリング(XP とレベルアップ)
メッセージの送信に応じて XP を付与する「レベリング」は、サーバーごとに既定で有効です。主な既定値:
- 1 メッセージあたりの付与 XP: ランダムで 5〜15 XP
- 同じユーザーへの付与間隔(クールダウン): 10 秒
- 最大レベル: 50
ロールやチャンネルごとにボーナス倍率を設定すると、付与 XP を増やせます。XP を稼げるチャンネルを許可リスト・除外リストで制御することもできます。許可リストと除外リストの両方を設定した場合は、許可リストが優先されます。
レベルアップ時には、設定したチャンネルへお祝いのメッセージ(埋め込み)を送信できます(既定で有効)。文面には {Leveling:Level} ・ {USER_NAME} ・ {SERVER_NAME} ・ {CHANNEL_MENTION} などのプレースホルダを使えます。レベルアップ時に到達レベルに対応する「報酬ロール」を設定しておくと、ロールが自動で付与されます。報酬ロールの付与には Bot 側に「ロールの管理」権限が必要です。
最大レベル(既定で 50)に到達すると、それ以上 XP は次のレベルへ繰り越されず、現在の進捗はその時点で止まります。
自動応答(オートレスポンダー)
特定のキーワードを含むメッセージに対して、自動でテキストや埋め込みを返信する「自動応答」も利用できます(既定で有効)。一致の判定方法は、既定では大文字・小文字を区別しない「部分一致(含む)」です。このほか、完全一致・前方一致・後方一致・「含まない」・「完全一致しない」などの判定方法を選べます。
連続発火を防ぐためのクールダウンは、既定では設定されていません。必要に応じて、サーバー全体・チャンネル単位・ユーザー単位などの範囲でクールダウン(秒数)を設定できます。チャンネルやロールごとに許可リスト・除外リストで動作対象を絞り込むこともできます。
保護(モデレーション)機能
荒らしや不正リンクへの対策として、いくつかの保護機能があります。これらはいずれも既定では無効で、必要に応じてサーバーごとに有効化します。
- アンチレイド: 短時間に多数のメンバーが参加したとき、設定したアクション(キック・BAN・タイムアウト)を適用します。既定では 10 秒以内に 10 人を超える参加で発動します。Bot とサーバーのオーナーは常に対象外です。
- アンチニューク: 1 分間に BAN・チャンネル削除・ロール削除などの操作を繰り返したユーザーへ、設定したアクションを適用します。既定では 1 分間に 5 回を超えると発動します。許可リスト登録者や管理ロールを持つユーザーは対象外です。
- スキャム対策: 詐欺リンクや偽の「無料 Nitro / ギフト」リンクなどを含むメッセージを削除し、設定したアクション(既定はタイムアウト)を適用します。
- 大量メンション対策: 1 メッセージあたりのメンション数が上限を超えるとメッセージを削除します(既定の上限は 5。0 にすると無効)。
- ゴーストピング検出: メンションを含むメッセージが投稿から 5 分以内に削除されたとき、削除されたメンション内容を通知します(既定で無効)。
保護機能が発動すると、ログチャンネルへ赤色の埋め込みで記録が残ります(例: Anti-Raid Triggered ・ Anti-Nuke Triggered)。スキャムや大量メンションの削除時には、{USER_MENTION} scam link detected... ・ {USER_MENTION} mass mention detected... のような通知が送信され、約 5 秒後に自動で消えます。ゴーストピング検出時には Ghost Ping Detected! の通知(既定でオレンジ色の埋め込み)が送信されます。
「段階的な処罰(エスカレーション)」を有効にすると、同じユーザーの違反回数に応じて処罰が段階的に重くなります(おおむね 1〜2 回目は基本のアクション、3〜4 回目はキック、5 回目以降は BAN)。違反回数のカウントは一時的なもので、Bot の再起動でリセットされます。
リマインダーの自動送信
設定したリマインダーは、約 15 秒ごとのチェックで送信時刻になったものが順次送信されます。毎日・毎週・毎月の繰り返しにも対応します。1 回のチェックで送信されるのは最大 100 件までで、それを超える分は次回以降のチェックで順次処理されます。
送信先のチャンネルが見つからない・Bot に送信権限がないといった場合、そのリマインダーは送信に失敗します。なお、入力できる場所(ロケーション)の長さは最大 200 文字、添付できる URL は最大 3 件(各 500 文字まで)です。
上限と既定値の早見表
サーバーごとに変更できる項目もあります。
| 項目 | 既定値・上限 |
|---|---|
| レベリング | 既定で有効 |
| 付与 XP / メッセージ | 5〜15 XP(ランダム) |
| XP 付与のクールダウン | 10 秒 |
| 最大レベル | 50 |
| アンチレイド発動条件 | 10 秒以内に 10 人超の参加(既定) |
| アンチニューク発動条件 | 1 分間に 5 回超の操作(既定) |
| 大量メンションの上限 | 1 メッセージ 5 メンション(既定。0 で無効) |
| ゴーストピング検出 | 削除が投稿から 5 分以内のときのみ |
| 自動応答の判定方法 | 部分一致(含む・大文字小文字を区別しない、既定) |
| リマインダーの送信チェック間隔 | 約 15 秒(1 回最大 100 件) |
| リマインダーのロケーション | 最大 200 文字 |
| リマインダーの添付 URL | 最大 3 件(各 500 文字まで) |
| 保護機能(アンチニューク/レイド/スキャム/ゴーストピング等) | 既定で無効 |
現在はベータ版のため、本来プレミアムの機能も含め、すべての機能をすべてのユーザーが無料でご利用いただけます(全員にプレミアムが付与されています)。上限の一部はプランによって変わる設計ですが、ベータ期間中は上限が緩く利用できます。なお、BotShader AI のみプレビューアクセス権限が必要です。
注意点・うまくいかないとき
- 通知が送られない: 各通知が有効になっているか、指定したチャンネルが削除されていないか・正しい種類のチャンネルかをご確認ください。通知先が無効な場合は、エラーを出さずに送信されないことがあります。
- 退出とキックの区別がつかない: Bot に「監査ログの表示」権限がないと、キックでも「退出」として通知されることがあります。
- 保護機能のアクションが効かない: Bot の権限が不足していると、各アクションは静かに失敗します。キック・BAN には「メンバーをBAN/キック」権限、タイムアウトには「メンバーをタイムアウト」権限、レイド時のチャンネルロックには「チャンネルの管理」権限、メッセージ削除には「メッセージの管理」権限が必要です。
- ロール(報酬ロール)が付与されない: Bot に「ロールの管理」権限が必要です。また、付与したいロールが Bot 自身のロールより上位にあると付与できません。
- ゴーストピングが検出されない: 削除されたメッセージが Bot 側で保持されていないと検出できません。投稿から 5 分を超えた削除や、保持されていないメッセージは検出対象外です。
- 違反回数が思ったより少ない: 段階的処罰の違反回数は一時的なもので、Bot の再起動でリセットされます。
これらの自動応答はイベントビルダーの機能ではありません。各機能の設定は、それぞれの機能の画面から行ってください。
次のステップ / 関連ページ
- コマンドビルダーの概要 — スラッシュコマンドを作って Bot を動かす方法
- 全コマンド管理 — 作成したコマンドの一覧と管理
- ログ — 出来事やエラーの発生履歴を確認する