Bot 機能(モジュール)

自動応答(レスポンダー)

「自動応答(レスポンダー)」は、メンバーの送ったメッセージに特定のキーワードや言い回しが含まれていたとき、Bot が自動でメッセージを返す機能です。たとえば「おはよう」と書かれたら挨拶を返したり、「ルール」と書かれたらサーバーのルール案内を表示したり、といった反応をノーコードで設定できます。

  • トリガー: 反応するきっかけになるキーワードや言い回しを登録します。
  • 返信メッセージ: トリガーにマッチしたときに、Bot が自動で送る内容です。

トリガーへの反応のしかた(「含む」「完全に一致する」など)や、連続反応を防ぐクールダウン、反応してよいチャンネル・ロールの範囲まで、サーバーごと・設定名ごとに細かく決められます。

自動応答の画面を開く

サイドバーから「自動応答」を開く

ダッシュボードで Bot の設定画面を開き、サイドバーの「メッセージ」グループの中にある「自動応答」をクリックします。

「機能の有効化」をオンにする

自動応答を使うには、まずページ上部の「機能の有効化」スイッチをオンにします。

設定を編集して保存する

「コマンド権限設定」「サーバー別Responder設定」を編集し、設定を保存するの手順で保存します。

コマンド権限設定

「コマンド権限設定」のカードでは、自動応答に関するコマンド /responder settings(自動応答の設定パネルを開くコマンド)の利用可否と権限を設定できます。

コマンドの行を開くと、次の項目を設定できます。

  • コマンドを有効化: このコマンド自体を利用可能にします。
  • 個別権限設定を有効化: オンにすると BotShade 独自の権限設定を使い、どのロールや権限に許可・拒否するかを細かく設定できます。オフのときは通常の Discord 権限判定を使います。
  • Discord権限より個別設定を優先: 個別権限設定を Discord 既存権限より優先して強制適用します。「個別権限設定を有効化」をオンにしているときだけ設定できます。

「Discord権限より個別設定を優先」は、Discord 側の既存権限をバイパスして BotShade 独自の権限設定を強制適用します。意図しない権限付与や制限につながるため、オンにする前に内容をよく確認してください(オンにすると「危険な権限上書きの確認」画面が表示されます)。

コマンド権限の詳しい設定方法は、共通ページのコマンド権限設定の使い方もあわせてご覧ください。

サーバー別Responder設定

「サーバー別Responder設定」のカードでは、サーバーごとに名前を付けた自動応答を作成・編集・削除できます。

作成した自動応答は対象サーバーごとにまとめて表示され、サーバー単位の見出しを開くとそのサーバーの設定一覧が表示されます。1 つのサーバーに複数の設定を持つことができます。

新しい自動応答を追加する

「新しいサーバー設定を追加」を開く

カード内の「新しいサーバー設定を追加」をクリックして、入力フォームを開きます。

「対象サーバー」を選ぶ

「対象サーバー」のセレクターで、自動応答を設定したいサーバーを選びます。

「設定名」を入力する

「設定名」の入力欄に、この自動応答を区別するための名前を入力します。

「追加」をクリックする

「追加」をクリックすると、選んだサーバーの中に新しい自動応答の設定カードが作成されます。

自動応答カードの基本

各カードの上部では、設定名(作成後は変更できません)とマッチ方式を確認・設定します。「削除」ボタンをクリックすると、その自動応答を削除できます。

マッチ方式

「マッチ方式」では、登録したトリガーをメッセージとどのように照合するかを選びます。選べるのは次の 6 種類です。

マッチ方式反応する条件
contains(含む)メッセージにトリガーの文字列が含まれているとき
strict(完全に一致する)メッセージ全体がトリガーと完全に一致するとき
startswith(から始まる)メッセージがトリガーで始まるとき
endswith(で終わる)メッセージがトリガーで終わるとき
not_contains(含まない)メッセージにトリガーの文字列が含まれていないとき
not_strict(完全に一致しない)メッセージ全体がトリガーと完全には一致しないとき

キーワードは大文字・小文字を区別せずに照合され、複数登録した場合はいずれか 1 つでもマッチすれば反応します。

トリガー(反応するキーワード)

「トリガー」欄には、自動応答のきっかけになるキーワードを登録します。

キーワードを入力する

「トリガー」の入力欄に、反応させたいキーワードを入力します。

Enter キーで追加する

入力欄で Enter キーを押すと、キーワードがトリガーとして追加されます。すでに登録済みのキーワードは重複して追加されません。

複数のキーワードを登録する

同じ手順をくり返すと、1 つの自動応答に複数のトリガーを登録できます。登録したトリガーのゴミ箱アイコンをクリックすると、そのトリガーを削除できます。

高度なトリガー(正規表現)

より複雑な条件で反応させたいときは、「高度なトリガー(正規表現)」に正規表現(パターン文字列)を登録します。通常のトリガーと同じく、入力欄に入力して Enter キーで追加し、ゴミ箱アイコンで削除できます。入力欄の右側にある正規表現ビルダーのボタンからは、正規表現の作成を補助するパネルを開けます。

正規表現は大文字・小文字を区別して照合されます。広すぎるパターンは意図しないメッセージにまで反応するため、まずは通常の「トリガー」で動作を確認してから追加することをおすすめします。

クールダウンと返信モード

短時間に何度も同じ自動応答が連続して送られないように、クールダウン(待機時間)を設定できます。また、返信(リプライ)の形で送るかどうかも選べます。

クールダウン種別

「クールダウン種別」では、クールダウンをどの範囲で適用するかを選びます。

クールダウン種別内容
なしクールダウンを設けません(初期設定)。
グローバルBot 全体で 1 つのクールダウンを共有します。
サーバー毎にサーバーごとにクールダウンを管理します。
チャンネル毎にチャンネルごとにクールダウンを管理します。
ユーザー毎にメンバーごとにクールダウンを管理します(同じ人が連続で反応させても待機時間がかかります)。

クールダウン秒

「クールダウン秒」には待機する秒数(0 以上の整数)を入力します。クールダウンは、種別を「なし」以外にしたうえで秒数が 1 以上のときにだけ有効になります。設定した秒数が経過するまで、対象の範囲(サーバー・チャンネル・ユーザーなど)では同じ自動応答が再び送られません。

Bot 側のクールダウン秒数のメニューには 5 / 10 / 30 / 60 / 120 / 300 / 600(秒)という目安の値が用意されています。短い連投を防ぎたいときは 1030 秒程度から試すのがおすすめです。

返信モード

「返信モード」のスイッチをオンにすると、きっかけになったメッセージへの返信(リプライ)として自動応答を送信します。オフのときは通常のメッセージとして送られます。元のメッセージが削除済みなどで返信に失敗した場合でも、他の自動応答の処理は続行されます。

許可範囲(チャンネル・ロール)

自動応答が反応してよいチャンネルやロールの範囲を、「許可チャンネル」「許可ロール」で指定できます。どちらも次の 3 つから選びます。

モード内容
すべてすべてのチャンネル / ロールで反応します(制限なし)。
指定のみ追加したチャンネル / ロールだけで反応します(ホワイトリスト)。
除外追加したチャンネル / ロールでは反応しません(ブラックリスト)。

「許可チャンネル」と「許可ロール」は別々に設定できます。

対象のチャンネル・ロールを追加する

モードを選ぶ

「許可チャンネル」または「許可ロール」のメニューで「指定のみ」か「除外」を選びます。

対象を選んで「追加」する

セレクターで対象のチャンネル(「チャンネルID」)またはロール(「ロールID」)を選び、「追加」ボタンをクリックします。

不要な対象を削除する

追加した対象のゴミ箱アイコンをクリックすると、その対象を一覧から外せます。

返信メッセージを作成する

「返信メッセージ」では、トリガーにマッチしたときに Bot が送る内容を作成します。メッセージは、本文(メッセージ内容)と埋め込み(Embed)の両方を組み合わせて作れます。

  • メッセージ内容 (Content): 通常のテキスト本文です。最大 2000 文字まで入力できます。
  • 埋め込み(Embed): 枠線つきで見やすく整形されるメッセージです。タイトル・説明文・著者欄・画像・フッター・フィールドを設定できます。

返信メッセージは、本文と埋め込みのどちらか一方だけでも、両方を組み合わせても送れます。ただし、本文・埋め込みのタイトル・埋め込みの説明文がすべて空のままだと、反応してもメッセージを送れません。少なくとも 1 つは内容を入れてください。

本文や埋め込みの中では、永続変数などのプレースホルダ(たとえば {user}{guild})を使えます。送信時にそれぞれの値へ置き換えられ、誤った書き方をしたプレースホルダはそのままの文字として表示されます。

埋め込みは、「基本設定」「著者 (Author)」「画像設定」「フッター」「フィールド」のタブに分かれ、「PREVIEW(プレビュー)」で Discord での見た目を確認しながら作成できます。埋め込みエディタの操作は他の機能と共通です。詳しい使い方は埋め込みメッセージをご覧ください。

設定を保存する

設定を変更すると、画面下部に「未保存の変更があります」という保存バーが表示されます。「保存」ボタンをクリックすると変更が確定し、「破棄」ボタンをクリックすると編集前の状態に戻ります。

保存せずにページを離れると、変更は反映されません。

設定例: 「おはよう」に挨拶を返す

「新しいサーバー設定を追加」から設定名(例:「greetings」)で自動応答を作り、「マッチ方式」を「contains(含む)」のまま「トリガー」に「おはよう」を追加します。「返信メッセージ」の「メッセージ内容 (Content)」に「おはようございます!」と入力して保存すると、「おはよう」を含むメッセージに Bot が挨拶を返します。連投を防ぎたいときは、「クールダウン種別」を「チャンネル毎に」にして秒数を入力します。

実際の動作と既定値

メッセージがサーバーに届くと、Bot は有効になっている自動応答を順番にチェックし、次の条件をすべて満たしたときだけ反応します。

  • 送信者が Bot ではないこと(Bot の発言には反応しません)。
  • 「許可チャンネル」「許可ロール」の範囲で許可されていること。
  • 登録したトリガー(キーワードまたは正規表現)のいずれかにマッチすること。
  • クールダウン中でないこと。

これらを満たすと、Bot は返信メッセージを送り、必要に応じてクールダウンの待機を開始します。条件を満たさない場合は何もせず、ユーザーに通知は出ません。

トリガーの照合のしかた

反応する条件はマッチ方式で決まります。正規表現を複数登録した場合も、いずれか 1 つでもマッチすれば反応します。キーワードと正規表現の両方を登録した自動応答は、どちらか一方でもマッチすれば反応します(OR 条件)。

作成直後の既定値

「新しいサーバー設定を追加」で作ったばかりの自動応答は、次の状態になっています。あとから自由に変更できます。

項目初期値
マッチ方式contains(含む)
クールダウン種別なし
クールダウン秒0(クールダウンなし)
返信モードオフ(通常のメッセージとして送信)
有効/無効有効
許可チャンネルすべて(制限なし)
許可ロールすべて(制限なし)
正規表現なし

作成直後の返信メッセージ本文には、仮の文言として 設定を編集してください。 が入っています。実際に使う前に、必ず返信メッセージを書き換えてください。

有効/無効の切り替え

自動応答は、個別に有効・無効を切り替えられます。無効にした自動応答は、どのメッセージにも反応しません。サーバー内のすべての自動応答が無効になっている場合、Bot はメッセージのチェック自体を行いません。

上限とクールダウン

項目上限・仕様
設定名1〜50 文字。半角英数字・アンダースコア(_)・ハイフン(-)のみ。同じサーバー内で重複不可
キーワード(トリガー)合計で最大 1000 文字
高度なトリガー(正規表現)合計で最大 1000 文字
返信メッセージの本文最大 2000 文字
埋め込みのタイトル最大 200 文字
埋め込みの説明文最大 1500 文字
埋め込みのフッター最大 200 文字
埋め込みの画像・サムネイル URLそれぞれ最大 500 文字
許可チャンネル / 許可ロールの 1 回の追加数一度に最大 10 件(複数回に分けて追加すれば 10 件超も登録可能)

クールダウンは「クールダウン種別」を「なし」以外にし、秒数を 1 以上にしたときだけ有効になります。

現在はベータ版のため、すべての機能をすべてのユーザーが無料でご利用いただけます。自動応答では、作成できる設定数やトリガー数に対するプランごとの制限は設けられていません。

表示されるメッセージ

設定の入力内容に問題があると、Bot は次のようなメッセージを表示します(本人にだけ見える形で表示されます)。表示されたら、案内に従って入力を見直してください。

設定名に使えない文字が含まれているとき:

ルール名には半角英数字、アンダースコア(`_`)、ハイフン(`-`)のみ使用できます。

キーワードも正規表現も 1 つも入力していないとき:

キーワードまたは正規表現のいずれかを1つ以上指定してください。

同じ名前の設定がすでに存在するとき({ruleName} には入力した設定名が入ります):

ルール `{ruleName}` は既に存在します。

正規表現として正しくないパターンを入力したとき({number} は何件目か、{error} は理由が入ります):

正規表現 {number} 件目が無効です: {error}

埋め込みのカラー指定が正しくないとき(カラーは #FF5733 のような 16 進数か、random(ランダムな色)を指定します):

カラーは `#FF5733` のような16進数か `random` を指定してください。

注意点・うまくいかないとき

  • 反応しないとき: その自動応答が「有効」になっているか、「許可チャンネル」「許可ロール」の範囲で対象が許可されているか、クールダウン中でないかを確認してください。マッチ方式が「strict(完全に一致する)」になっていて、メッセージ全体が完全一致していないケースもよくある原因です。
  • 意図しないメッセージに反応するとき: マッチ方式が「contains(含む)」だと、キーワードがメッセージのどこかに含まれるだけで反応します。広すぎる正規表現も反応しすぎの原因になります。まずは通常のトリガーで動作を確認してから、必要に応じて範囲を絞ってください。
  • Bot 同士で反応しないか: 自動応答は Bot の発言には反応しません。Bot の投稿をきっかけに自動応答を連鎖させることはできません。
  • 添付ファイルは送れません: 返信メッセージで送れるのは、本文・埋め込み・画像 URL までです。ファイルそのものを添付して送ることはできません。画像は埋め込みの画像 URL・サムネイル URL で指定してください。
  • 削除は取り消せません: 自動応答カードの「削除」を押すと、その設定はすぐに削除されます。確認画面は出ないため、削除する前に内容をよく確認してください。

コマンド一覧

自動応答に関する Discord 上のコマンドは次の 1 つです。

コマンドできること使える人表示
/responder setting自動応答の設定パネルを Discord 上で開きます。Administrator 権限を持つメンバー本人にだけ見える応答(エフェメラル)

このコマンドを実行すると、登録済みの自動応答の一覧と、新しく作るためのボタンが表示されたメニューが開きます。

コマンドの利用可否や権限は、ダッシュボードのコマンド権限設定で調整できます。

AI 応答との連携

「自動応答の AI 化」を使うと、トリガーにマッチしたときに定型の返信メッセージではなく、AI がその場で生成した文章を返せます。

  • トリガー(反応のきっかけ)は、これまでどおりこのページの「サーバー別Responder設定」で登録します。
  • 返信を AI に生成させるかどうか、使うモデルや応答の長さ(トークン上限)は、「AI 応答」モジュールの「自動応答の AI 化」面で設定します。この面は既定でオフです。頻繁に反応する面のため、選べるモデルは標準ティアに限られます。
  • AI に返信を生成させるには、「AI 応答」モジュール全体の有効化(オプトイン)と「自動応答の AI 化」面の有効化の両方が必要です。どちらかがオフのままだと、定型の返信メッセージが送られます。

詳しい設定方法はAI 応答のページをご覧ください。

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