Bot 機能(モジュール)

バックアップ

バックアップは、Discord サーバーの構成(ロール・チャンネル・カテゴリー・絵文字・ステッカー・Ban・各種サーバー設定など)を丸ごと保存しておける機能です。誤ってチャンネルやロールが消えてしまったときに備えて、サーバーの「設計図」を控えておけます。

ダッシュボードのバックアップページでは、保存済みバックアップの中身をくわしく確認したり、不要になったバックアップを削除したりできます。バックアップの作成や復元そのものは、Discord 上で Bot のコマンドを使って行います。

バックアップは本来プレミアム向けの機能ですが、ベータ版のあいだは全ユーザーに無料でプレミアムが付与されているため、追加の費用なくご利用いただけます(ベータ終了後はプレミアム限定になる予定です)。プレミアムの扱いはモジュールの基本と共通操作をご覧ください。

バックアップページを開く

ダッシュボードで対象の Bot を開き、メニュー(サーバー管理グループ)から「バックアップ」を選んで、ページ上部の「機能の有効化」をオンにします。有効化や保存といった共通操作はモジュールの基本と共通操作を参照してください。

コマンド権限設定

「コマンド権限設定」では、コマンド一覧の 3 つのコマンドごとに「コマンドを有効化」「個別権限設定を有効化」「Discord権限より個別設定を優先」を設定できます。「個別権限設定を有効化」をオンにすると、ホワイト/ブラックのロールリストと権限リストで誰が使えるかを指定できます。操作方法は全機能で共通のため、コマンド権限設定の使い方をご覧ください。

「/backup load」はサーバー構成を上書きする、やり直しのきかない操作です。使えるロールや権限はできるだけ厳しく制限し、信頼できる管理者だけが実行できるようにしてください。「Discord権限より個別設定を優先」をオンにすると管理者向けコマンドであっても個別権限設定で強制的に上書きされるため、「/backup load」の誤実行にはとくに注意してください。

バックアップを作成する

バックアップの作成は Discord 上で Bot に「/backup create」コマンドを実行して行います。作成されたバックアップは、しばらくするとダッシュボードの「保存済みバックアップ」一覧に表示されます。

/backup create」を実行すると、Bot はその時点でのサーバーの状態を 1 つのスナップショット(控え)として保存します。既定では次の内容がまとめて取り込まれます。

  • ロール(色・ロール一覧への表示(hoist)・メンション可否などの設定を含む。Bot や連携が自動で作成する管理対象ロールは対象外です)
  • チャンネルとカテゴリー(テキスト・ボイス・カテゴリーの名前や並び順、権限上書き、テキストチャンネルのトピック・低速モード・年齢制限(NSFW)など)
  • カスタム絵文字
  • ステッカー
  • Ban(理由が設定されていれば理由も)
  • サーバー設定(サーバー名・AFK チャンネル・システムチャンネルなど)

作成に成功すると、実行した本人だけに見える(エフェメラルな)メッセージでバックアップの名前と ID が知らされます。バックアップには 8 文字の固有 ID が自動で割り当てられます。

作成時に保存する内容を選ぶ

/backup create」には、どの要素を保存するかを切り替えるオプションが用意されています。いずれも既定はオン(保存する)です。

オプション内容既定
「name」バックアップの名前。省略すると Backup YYYY-MM-DD HH:MM 形式(UTC の作成日時)で自動的に付けられます。自動生成
「channel」チャンネル・カテゴリーを保存するか。オン
「role」ロールを保存するか。オン
「emoji」カスタム絵文字を保存するか。オン
「sticker」ステッカーを保存するか。オン
「ban」Ban 情報を保存するか。オン
「setting」サーバー設定(名前・AFK チャンネル・システムチャンネル)を保存するか。オン

保存済みバックアップを確認する

「保存済みバックアップ」セクションには、保存済みのバックアップが一覧で表示されます。各行には保存当時のサーバー名・メンバー数と、バックアップの ID が表示されます。

行を開くと、保存当時のサーバー概要(サーバー ID とメンバー数、ロール・カテゴリー・テキストch・ボイスch・絵文字・ステッカーの各件数)と、保存された要素ごとのセクションが表示されます。セクションは「ロール」「カテゴリー」「テキストチャンネル」「ボイスチャンネル」「絵文字」「ステッカー」「Ban」と、AFK タイムアウト・認証レベル・コンテンツフィルターなどの「その他設定」で、データがある項目だけが表示されます。「ロール」ではロールの色が反映され、ロール一覧に表示される設定のロールに「(表示)」、管理者権限を持つロールに「[管理者]」が付き、「ボイスチャンネル」では所属カテゴリー名・ビットレート(kbps)・人数上限(「上限」)が表示されます。表示されるのはいずれも作成時点の内容で、最新のサーバーの状態とは異なる場合があります。

バックアップから復元する

バックアップからの復元は、Discord 上で「/backup load」コマンドを実行して行います。backup_id を指定すると、Bot は保存されたスナップショットの内容でサーバーを作り直します。

復元はやり直しのきかない操作です。Bot は復元前に、サーバーの既存のロールとチャンネルをいったんすべて削除してから、バックアップの内容で作り直します。削除されたチャンネル内のメッセージなどは元に戻せません。実行する前に、本当に復元してよいかをよく確認してください。

/backup load」を実行すると、まず本人だけに見える確認ダイアログが表示されます。実行を選ぶと復元が始まり、Bot は次の順で処理を進めます。

既存の構成を削除する

サーバーの既存のロールとチャンネルを削除します。Bot や連携が作成した管理対象ロール、および「@everyone」ロールは削除されず、「@everyone」の権限はバックアップの内容で上書きされます。

ロールを作り直す

保存されていたロールを並び順どおりに作成し直します。

チャンネル構成を作り直す

カテゴリー・テキストチャンネル・ボイスチャンネルを作成し直し、保存されていた権限上書きを再設定します。

サーバー設定・Ban・絵文字・ステッカーを反映する

サーバー名・AFK チャンネル・システムチャンネルを更新し、Ban を再適用し、カスタム絵文字とステッカーをアップロードし直します。

処理が終わると、ロール: 成功 チャンネル: 成功 のように手順ごとの結果が一覧で示されます。

復元時に対象を選べるオプション(channel / role / emoji / sticker / ban / setting)も用意されており、いずれも既定はオンです。

別のサーバーで作成したバックアップは復元できません。backup_id を知っていても、現在のサーバーで作られたバックアップでない場合、復元は行われません。

Bot の権限が不足していると、ロールやチャンネルの一部が作り直せず、できる範囲までしか復元が進みません。復元の前に、Bot に十分な権限(できれば管理者権限)があることを確認してください。また、サーバー名・AFK チャンネル・システムチャンネルは復元されますが、認証レベルとコンテンツフィルターの設定は復元されません(バックアップには保存されますが、確認用の情報です)。

「/backup info」で詳細を確認する

/backup info」コマンドでも、Discord 上でバックアップの詳細を確認できます。backup_id を指定すると、本人だけに見えるカード形式で次の情報が表示されます。

  • バックアップの名前とサーバーアイコン
  • バックアップの ID
  • 作成日時
  • 保存当時のメンバー数
  • チャンネルの構成(カテゴリーの下にテキストチャンネル・ボイスチャンネルがぶら下がる形)
  • ロールの一覧

このカードには 2 つのボタンが付いています。

ボタン動作
「データを更新 (上書き)」現在のサーバーの状態を取り込み、このバックアップを上書きします。
「削除」このバックアップを完全に削除します。

どちらのボタンもクリックすると確認に切り替わり、実行を選ぶまで反映されません。「データを更新 (上書き)」で上書きすると、以前のバックアップデータは失われます。

これらのボタンは、コマンドを実行した本人だけが操作できます。また、更新・削除はいま操作しているサーバーで作成したバックアップにのみ作用します。

上限とタイムアウト

バックアップ機能では、Discord 側の仕様や Bot の処理の都合で、いくつかの上限・待ち時間があります。

項目内容
確認ダイアログの有効時間復元・更新・削除の確認ダイアログは、表示から 60 秒で期限切れになります。期限切れ後はボタンが反応しないため、コマンドを実行し直してください。
コマンド入力時の候補表示backup_id の入力時に表示される候補は最大 25 件までです。候補のラベルが長い場合は途中で省略されます。
絵文字・ステッカーの復元Discord のレート制限に配慮し、1 件ずつ順にアップロードします(絵文字は 1 件ごとに約 0.5 秒、ステッカーは約 1 秒の間隔)。

絵文字やステッカーの数が Discord の 1 サーバーあたりの上限(おおむね絵文字 250 個・ステッカー 5 個)を超える場合、上限を超えた分はアップロードされずに飛ばされます。このとき復元は途中で止まらず、最後まで処理を続けたうえで、飛ばした分を結果に知らせます。

表示されるメッセージ

対処が必要なときに Bot が表示するメッセージです。いずれも本人だけに見える(エフェメラルな)メッセージとして表示されます。

状況メッセージ
復元は完了したが一部失敗復元が完了しましたが、一部のステップで問題が発生しました。
更新に失敗更新に失敗しました (バックアップが存在しない可能性があります)。
バックアップが見つからないバックアップが見つかりません。
別サーバーのバックアップを復元しようとしたこのバックアップは別のサーバーで作成されたため、復元できません。
ボタンの操作権限がない実行権限がありません。 または 操作権限がありません。
Bot に管理者権限がない状態で復元したBotに管理者権限がありません。復元が不完全になる可能性があります。

コマンド一覧

コマンド動作使える人表示
/backup create現在のサーバーの状態をバックアップとして保存します。管理者権限を持つメンバー本人だけに表示
/backup loadバックアップからサーバーを復元します(既存の構成は削除されます)。管理者権限を持つメンバー本人だけに表示
/backup infoバックアップの詳細を表示し、更新・削除のボタンを提供します。管理者権限を持つメンバー本人だけに表示

「使える人」は既定値です。コマンド権限設定で、コマンドごとに変更できます。

バックアップを削除する

不要になったバックアップは、ダッシュボードから削除できます。

削除したいバックアップを選ぶ

「保存済みバックアップ」一覧から、削除したいバックアップを見つけます。

削除ボタンをクリックする

そのバックアップの削除ボタンをクリックして、一覧から取り除きます。

保存して反映する

削除はその場では下書きの状態です。設定を保存するまで、削除は確定しません。

保存すると、そのバックアップは元に戻せません。削除する前に、本当に不要なバックアップかどうかをよく確認してください。

設定を保存する

このページで行った変更(コマンド権限設定の変更や、バックアップの削除など)は、画面下部の保存バーで「保存」するまで反映されません。「破棄」で変更前の状態に戻せます。保存の仕組みはモジュールの基本と共通操作をご覧ください。

次のステップ / 関連ページ

  • コマンド権限設定の使い方 — ロールリストや権限条件の詳しい設定方法
  • サーバー保護 — 荒らしや不正な操作からサーバーを守る機能です。バックアップとあわせて備えておくと安心です。
  • モデレーション — メンバーの管理やコマンドの権限設定など、サーバー運営の基本機能です。
  • ストレージ — Bot が保存しているデータの全体像を確認できます。

最終更新:

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