Bot 機能(モジュール)

AI 応答

AI 応答機能は、あなたの Discord Bot に AI による会話機能を追加する機能です。メンバーが /ai chat で気軽に AI と話せるようにしたり、/ai summary でチャンネルの会話を要約させたり、チケットでの一次対応や自動応答(レスポンダー)の返信を AI に任せたり、サーバー内で Bot にメンションしたら AI が反応する「常時応答」を用意したりと、ひとつの AI を 5 つの「使う場面」で使い分けられます。このほか、Discord のチャンネル 1 つを開発支援のセッションとして使う Agent Workspace も、この機能から有効化します。

AI のペルソナ(口調や役割)を決めるシステムプロンプト、使用するモデル、返信の長さ、場面ごとの有効/無効まで、すべてダッシュボードから設定できます。AI のモデルは速度やコスト感の異なる複数のものから選べ、文章生成には Claude をはじめとする各社のモデルを利用できます。

AI 応答機能は既定で**無効(オフ)**です。意図しない反応を防ぐため、利用するには設定ページで機能を有効化(オプトイン)する必要があります。

できること

  • /ai chat(AI との会話)、/ai summary(チャンネルの要約)、/ai usage(利用状況の確認)、/ai respond(常時応答の設定)と、/ai workspace 系 14 コマンドのコマンドごとの有効/無効と権限を設定できます。
  • Bot 全体の**「既定で使うモデル」と、AI の人格・役割を決める「AI システムプロンプト」**を設定できます。
  • 「コマンドでの対話」「チャンネルの要約」「チケットの自動返信」「自動応答の AI 化」「サーバーでの常時応答」という5 つの使う場面ごとに、有効/無効・使うモデル・1 回の返信の最大長を個別に設定できます。
  • サーバー単位で、Bot がいつ・どこで・誰の発言に反応するかという常時応答のルールを細かく決められます。
  • AI がどれくらい使われているか(消費クレジット・上限・残量)を /ai usage や設定画面で確認できます。

設定の手順

機能を有効化する

AI 応答の設定ページを開き、「機能の有効化」のスイッチをオンにします。

既定で使うモデルを選ぶ

「基本設定」の「既定で使うモデル」で、標準で使うモデルを選びます。初期値は応答が速くコストの軽い DeepSeek V4 Flash (標準) です。場面ごとにモデルを指定しない場合は、ここで選んだモデルが使われます(モデルの選び方)。

AI システムプロンプト(ペルソナ)を設定する

「AI システムプロンプト」に、AI にどんな口調・役割でふるまってほしいかを書きます。たとえば「あなたはこのサーバーの親切な案内係です。ていねいな日本語で短く答えてください」のように指示できます。最大 2000 文字です。

コマンドの有効状態と権限を設定する

「コマンド権限設定」で、各コマンドを利用可能にするか、どのメンバーが使えるかを設定します(コマンド一覧)。コマンドを使えるかどうかと、常時応答が誰の発言に反応するか(/ai respond のトリガー設定)は別々に決まります。権限設定の詳しい考え方はコマンドの権限設定を参照してください。

使いたい場面を有効化する

「使う場面」で、AI を使いたい場面のスイッチをオンにします(使う場面ごとの設定)。

保存する

変更すると画面下部に保存バーが表示されます。「保存」で反映、「破棄」で取り消しです。

使う場面ごとの設定

AI 応答機能は、ひとつの AI 設定を 5 つの場面で共有しつつ、場面ごとに細かく挙動を変えられます。

使う場面きっかけ既定
「コマンドでの対話」/ai chat有効
「チャンネルの要約」/ai summary有効
「チケットの自動返信」チケットでの問い合わせへの一次対応無効
「自動応答の AI 化」自動応答(レスポンダー)の返信を AI 生成にする無効
「サーバーでの常時応答」/ai respond で設定した条件で Bot が自動反応無効

いずれの場面にも共通して次の項目があります。

項目説明
有効/無効この場面で AI を使うかどうか。
使うモデルこの場面だけ別のモデルを使いたいときに指定します。未指定のときは「既定で使うモデル」を引き継ぎます。
「1回の返信の最大長」この場面での 1 応答の最大の長さ(16〜4096)。短くするほど応答が短く、コストも軽くなります。有効のときだけ表示されます。

場面ごとに選べるモデルには制限があります(モデルの選び方)。

この区画の末尾には「Agent Workspace」のスイッチ(既定オフ)もあります。詳しくは Agent Workspace を参照してください。

コマンド一覧

AI 応答機能では、Discord 上で次のスラッシュコマンドを利用できます。いずれもサーバー内専用で、すべて既定で有効・全員に許可されています。このほかに /ai workspace 系の 14 コマンドがあります(Agent Workspace)。

コマンドできること必要な Discord 権限
/ai chatAI に話しかけて返事をもらいます。なし
/ai summaryチャンネルの直近の会話を AI が要約します。なし
/ai usage今期の AI 利用状況を表示します。なし
/ai respondサーバーでの常時応答の設定パネルを開きます。サーバーの管理

/ai chat(AI と会話)

  • メッセージ(message): AI に伝えたい内容を文字列で入力します(必須)。
  • 連続使用を防ぐため、1 人あたりのクールダウンがあります。長さはプランによります。
FreePlusProMax
/ai chat のクールダウン15 秒10 秒5 秒なし

/ai summary(チャンネルの要約)

チャンネルの直近の会話を AI が要約します。指定できるオプションは次のとおりです。

オプション内容
channel要約するチャンネル。省略するとコマンドを実行したチャンネルです。
count要約する件数。省略するとプランの上限で、上限を超える指定は上限に丸められ、そのことが注記されます。
style要約のしかた。「全体の要約」(既定)/「箇条書き」/「話題ごと」/「決定事項と TODO」から選びます。
user特に注目してほしいユーザー。
topic特に注目してほしい話題(200 文字まで)。
private結果を自分にだけ表示します。

扱える量はプランで決まります。

FreePlusProMax
要約できるメッセージ数50 件100 件200 件300 件
要約に使う文字数6,000 字12,000 字24,000 字32,000 字
  • 文字数の上限で古い発言が落ちた場合は、実際に使った件数が注記されます。
  • 参加通知やピン留め通知は要約の対象から除かれ、本文がなくても添付のある発言は残ります。
  • 要約できるのは、実行した本人が読めるチャンネル・スレッドだけです。Bot にも「メッセージ履歴を読む」権限が必要です。
  • クールダウンの長さは /ai chat と同じ値ですが、Max プランでも 5 秒の下限が残ります。
  • 要約の内容は Bot との会話履歴には積まれません。

/ai usage(利用状況の確認)

今期の AI 利用状況を表示します。表示される内容は次のとおりです。

  • 使用率(%)と使用量バー
  • 利用枠の使用量 / 上限(クレジット)と残り
  • 標準的な会話であと何回ぶん使えるかの概算(「コマンドでの対話」で使うモデルの 1 回あたりのコストから算出)
  • 今期の合計(呼び出し回数、入力 / 出力トークン数)
  • モデル別のクレジット消費(多い順に最大 5 件)
  • 次のリセット日時

見方はクレジットと利用状況を参照してください。

/ai respond(常時応答の設定)

サーバー内での「常時応答」の設定パネルを開くコマンドです。Bot がいつ・どこで・誰の発言に反応するかを、サーバー単位で設定できます。設定できる内容はサーバー常時応答の設定を参照してください。

サーバー常時応答の設定

/ai respond で開くパネルでは、サーバーごとに Bot の自動反応のルールを決められます。設定できる主な項目は次のとおりです。

項目説明
有効/無効このサーバーで常時応答を使うかどうか。
反応トリガーどんなときに反応するか。「メンションされたときだけ(おすすめ)」/「指定した相手のメッセージだけ」/「すべてのメッセージに反応」から選びます。
反応チャンネル「すべてのチャンネル」/「指定したチャンネルだけ反応」/「指定したチャンネルでは反応しない」から選びます。
「同じチャンネルで連続して反応しない時間(秒)」連続反応を防ぐための待ち時間です。0 で制限なしと表示されますが、実際には下表のプラン別の下限が適用されます。
「このサーバー向けの追加指示(任意)」このサーバーだけに適用したい追加の指示文。「AI システムプロンプト」に加えて使われます。
FreePlusProMax
常時応答の最短間隔20 秒10 秒5 秒5 秒

設定の行はサーバーのアイコンと名前で表示され、チャンネル・ロールの候補はそのサーバーのものに絞られます。

反応トリガーを「すべてのメッセージに反応」にすると、チャンネル内のほぼすべてのメッセージに Bot が反応し、クレジットを急速に消費する可能性があります。通常は「メンションされたときだけ」を推奨します。まずは反応するチャンネルを絞り、間隔を設けたうえで様子を見てください。

モデルの選び方

モデルは、応答の速さ・賢さ・コスト感が異なる 10 種類から選べます。1 応答あたりの消費の目安は、ダッシュボード上で「少 / 中 / 多 / 特大」の消費度合いとして表示されるため、生の単価を意識せずに選べます。選べるモデルは契約プランによって異なります。

モデル最低プラン使える場面
DeepSeek V4 Flash (標準)Freeすべての場面
GPT-5.6 LunaFreeすべての場面
Claude Haiku 4.5Free対話 / 要約 / チケット
DeepSeek V4 ProPlus対話 / 要約 / チケット
Claude Sonnet 5Plus対話 / 要約 / チケット / Agent Workspace
GPT-5.6 TerraPlus対話 / 要約 / チケット
Kimi K3Pro対話 / 要約 / チケット
Claude Opus 5Pro対話 / 要約 / チケット / Agent Workspace
GPT-5.6 SolMax対話 / 要約
Claude Fable 5Max対話 / 要約 / Agent Workspace

選び方の目安は次のとおりです。

  • 多くの人が気軽に使う / 自動で頻繁に反応する用途では、DeepSeek V4 Flash (標準) が安心です。速くて消費も軽く、すべての場面で使えます。
  • 込み入った質問にしっかり答えてほしい対話やチケット対応では、Claude 系や上位の GPT / Kimi が向いています。
  • 自動応答系(「自動応答の AI 化」「サーバーでの常時応答」)に指定できるのは DeepSeek V4 Flash (標準)GPT-5.6 Luna の 2 つだけです。高頻度に反応する場面で高単価のモデルが連投され、クレジットが一気に減るのを防ぐための制限です。

クレジットと利用状況

AI 応答の利用量は「クレジット」という単位で管理されます。モデルを呼び出すたびに、その応答の重さに応じたクレジットが消費されます。

  • 利用率: 設定画面と /ai usage で、上限に対する利用率を確認できます。
  • 集計期間: 暦月ではなく、有料プランの契約期間の起算日から翌月の同じ日までが 1 期です(Free は毎月 1 日起算のため暦月と同じです)。/ai usage が示すリセット日時もこの期間に従います。上限に達した場合は、次の期を待つか、1 回の返信の最大長や使うモデルを軽いものに見直してください。

プランごとの 1 期あたりのクレジット上限は次のとおりです。

FreePlusProMax
クレジット上限100,0002,500,0005,000,0007,500,000

利用量を抑えたいときは、次の調整が有効です。

調整効果
消費度合いの軽いモデルに変える1 応答あたりの消費を抑えます。
「1回の返信の最大長」を下げる応答が短くなり、消費が軽くなります。
常時応答のトリガーを「メンションされたときだけ」にする反応回数そのものを減らします。
反応チャンネルを「指定したチャンネルだけ反応」にする反応する場所を限定します。

自動応答との連携

AI 応答機能は、ほかの機能と組み合わせて使えます。

自動応答(レスポンダー)の AI 化

「自動応答の AI 化」を有効にすると、自動応答(レスポンダー)の返信を、固定文ではなく AI が生成した文章で返せるようになります。トリガー(反応のきっかけ)はレスポンダー側で設定し、その返信の生成を AI に任せるイメージです。

チケットの自動返信

「チケットの自動返信」を有効にすると、チケットでの問い合わせに対して AI が一次対応の返信を行えます。よくある質問の受け答えや、スタッフが対応するまでのつなぎとして使えます。

そのほかの動作

  • 会話履歴: AI はチャンネル単位で直近の会話の流れを覚えており、おおよそ30 分保持されます。それを過ぎると文脈はリセットされ、続きの会話としては扱われません。
  • メンションの安全化: AI が生成した文章に @everyone やロールメンションが混ざっても、実際の通知には展開されないよう抑止されます。意図しない一斉通知が起きないための仕組みです。
  • 長い応答の扱い: 応答が長くなりすぎる場合は、文末を優先して省略()したり、必要に応じて複数のメッセージに分割して送信したりします。

注意点・うまくいかないとき

  • AI が反応しない: まず「機能の有効化」がオンか、「使う場面」で使いたい場面のスイッチがオンかを確認してください。常時応答の場合は、/ai respond のトリガーや反応チャンネルの設定で対象が含まれているかも確認します。
  • 選びたいモデルが出てこない: その場面に対応していないモデルは一覧に出ません。一覧に出ていても契約プランで解放されていないモデルは、実際の応答時には使えません。モデルの選び方を確認してください。
  • /ai chat がすぐ使えない: クールダウン中の可能性があります。待ち時間はプランによります(Free 15 秒 / Plus 10 秒 / Pro 5 秒 / Max なし)。/ai summary も同じ長さで、Max でも 5 秒空きます。
  • 会話の文脈が引き継がれない: 会話履歴はチャンネル単位で約 30 分保持されます。時間が空いたり別のチャンネルに移ったりすると、前の話の続きとしては扱われません。
  • クレジットの上限に達した: 軽いモデルへの変更、「1回の返信の最大長」の引き下げ、常時応答のトリガー絞り込みで消費を抑えるか、次の期のリセットを待ってください。
  • 常時応答が反応しすぎる: トリガーが「すべてのメッセージに反応」になっていないか、反応チャンネルが広すぎないかを確認し、「メンションされたときだけ」・チャンネルの限定・間隔の指定で絞り込んでください。

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最終更新:

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