Bot 機能(モジュール)

AI 応答

AI 応答機能は、あなたの Discord Bot に AI による会話機能を追加する機能です。メンバーが /ai chat で気軽に AI と話せるようにしたり、チケットでの一次対応や自動応答(レスポンダー)の返信を AI に任せたり、サーバー内で Bot にメンションしたら AI が反応する「常時応答」を用意したりと、ひとつの AI を 4 つの面(サーフェス)で使い分けられます。

AI のペルソナ(口調や役割)を決めるシステムプロンプト、使用するモデル、応答の長さ、各面の有効/無効まで、すべてダッシュボードから設定できます。AI のモデルは速度やコスト感の異なる複数のものから選べ、文章生成には Claude をはじめとする各社のモデルを利用できます。

AI 応答機能は既定で**無効(オフ)**です。意図しない反応を防ぐため、利用するには設定ページで機能を有効化(オプトイン)する必要があります。

できること

  • /ai chat(AI との会話)、/ai usage(利用状況の確認)、/ai respond(常時応答の設定)のコマンドごとの有効/無効と権限を設定できます。
  • Bot 全体の既定モデルと、AI の人格・役割を決めるシステムプロンプトを設定できます。
  • 「チャット」「チケット自動返信」「自動応答の AI 化」「サーバー常時応答」という4 つの面ごとに、有効/無効・使うモデル・応答の長さ(トークン上限)を個別に設定できます。
  • サーバー単位で、Bot がいつ・どこで・誰の発言に反応するかという常時応答のルールを細かく決められます。
  • AI が今月どれくらい使われているか(消費クレジット・上限・残量)を /ai usage や設定画面で確認できます。

設定の手順

機能を有効化する

AI 応答の設定ページを開き、「機能の有効化」のスイッチをオンにします。

既定モデルを選ぶ

「既定モデル」で、標準で使うモデルを選びます。初期値は応答が速くコストの軽い DeepSeek V4 Flash です。各面でモデルを上書きしない場合は、ここで選んだモデルが使われます(モデルの選び方)。

システムプロンプト(ペルソナ)を設定する

「システムプロンプト」に、AI にどんな口調・役割でふるまってほしいかを書きます。たとえば「あなたはこのサーバーの親切な案内係です。ていねいな日本語で短く答えてください」のように指示できます。最大 2000 文字です。

コマンドの有効状態と権限を設定する

「コマンド権限設定」で、/ai chat / /ai usage / /ai respond のそれぞれを利用可能にするか、どのメンバーが使えるかを設定します。コマンドを使えるかどうかと、常時応答が誰の発言に反応するか(/ai respond のトリガー設定)は別々に決まります。権限設定の詳しい考え方はコマンドの権限設定を参照してください。

使いたい面を有効化する

「面(サーフェス)ごとの設定」で、AI を使いたい面のスイッチをオンにします。最初から有効なのはチャット(/ai chat)だけで、チケット自動返信・自動応答の AI 化・サーバー常時応答は既定でオフです。各面ではモデルの上書きと応答トークン上限(16〜4096)も設定できます。

保存する

変更すると画面下部に保存バーが表示されます。「保存」で反映、「破棄」で取り消しです。

面(サーフェス)ごとの設定

AI 応答機能は、ひとつの AI 設定を 4 つの面で共有しつつ、面ごとに細かく挙動を変えられます。各面には共通して次の項目があります。

項目説明
「有効/無効」この面で AI を使うかどうか。チャット以外は既定でオフです。
「モデル上書き」この面だけ別のモデルを使いたいときに指定します。未指定のときは既定モデルを引き継ぎます。
「応答トークン上限」この面での 1 応答の最大の長さ(16〜4096)。短くするほど応答が短く、コストも軽くなります。

4 つの面の役割は次のとおりです。

きっかけ既定
チャット/ai chat コマンド有効
チケット自動返信チケットでの問い合わせへの一次対応無効
自動応答の AI 化自動応答(レスポンダー)の返信を AI 生成にする無効
サーバー常時応答/ai respond で設定した条件で Bot が自動反応無効

面ごとに選べるモデルには制限があります(モデルの選び方)。

コマンド一覧

AI 応答機能では、Discord 上で次のスラッシュコマンドを利用できます。いずれもサーバー内専用です。

/ai chat(AI と会話)

AI に話しかけて返事をもらうコマンドです。

  • メッセージ(message): AI に伝えたい内容を文字列で入力します(必須)。
  • 連続使用を防ぐため、約 10 秒のクールダウンがあります。

/ai usage(利用状況の確認)

今月の AI 利用状況を表示するコマンドです。次の情報が確認できます。

  • 今月の消費クレジット月次の上限残量
  • 上限に対する利用率
  • モデル別の内訳(どのモデルを何回呼び出し、どれくらいのトークンを使ったか)

見方はクレジットと利用状況を参照してください。

/ai respond(常時応答の設定)

サーバー管理者向けに、サーバー内での「常時応答」の設定パネルを開くコマンドです。Bot がいつ・どこで・誰の発言に反応するかを、サーバー単位で設定できます。設定できる内容はサーバー常時応答の設定を参照してください。

サーバー常時応答の設定

/ai respond で開くパネルでは、サーバーごとに Bot の自動反応のルールを決められます。設定できる主な項目は次のとおりです。

項目説明
「有効/無効」このサーバーで常時応答を使うかどうか。
「反応トリガー」どんなときに反応するか。メンション時(推奨)/ 指定したロール・ユーザー・権限を持つ人の発言 / すべての発言、から選びます。
「反応チャンネル」反応するチャンネルを、ホワイトリスト(指定したチャンネルだけ)またはブラックリスト(指定したチャンネル以外)で絞り込みます。
「クールダウン」連続反応を防ぐための待ち時間。
「追加指示」このサーバーだけに適用したい追加の指示文(任意)。Bot 全体のシステムプロンプトに加えて使われます。

反応トリガーを「すべての発言」にすると、チャンネル内のほぼすべてのメッセージに Bot が反応し、クレジットを急速に消費する可能性があります。通常は メンション時 を推奨します。まずは反応チャンネルをホワイトリストで絞り、クールダウンを設けたうえで様子を見てください。

モデルの選び方

モデルは、応答の速さ・賢さ・コスト感が異なる複数のものから選べます。1 応答あたりの消費の目安は、ダッシュボード上で「少 / 中 / 多 / 特大」の消費度合いバッジとして表示されるため、生の単価を意識せずに選べます。

ティアは大きく 3 つに分かれます。

ティア主なモデル速度・コスト感の目安利用できる面
標準ティア(無料相当)DeepSeek V4 Flash / Mistral Small 24B / Gemma 3 27B速い・コスト軽め(少〜中)すべての面
上位ティア(プレミアム・非推論)DeepSeek V4 Pro / Claude Haiku 4.5 / Claude Sonnet 4.6 / Claude Opus 4.8しっかり賢い・コスト重め(多〜特大)chat と チケット(Opus 4.8 は chat のみ)
推論ティア(プレミアム・思考型)GPT-OSS 120B / Qwen3.6 35B深く考える分だけ遅め・コスト大(特大)chat のみ

選び方の目安は次のとおりです。

  • 多くの人が気軽に使う / 自動で頻繁に反応する用途では、標準ティア(とくに DeepSeek V4 Flash)が安心です。速くて消費も軽く、すべての面で使えます。
  • 込み入った質問にしっかり答えてほしいchat やチケット対応では、上位ティアの Claude 系などが向いています。
  • じっくり考えて答えを出してほしい用途では、推論ティアを /ai chat 専用で使えます。思考に時間と出力枠を使うため、自動応答系では使えません。

上位ティア・推論ティアのモデルが「利用できる面」に限られているのは、自動で頻繁に反応する面での暴発や遅延を防ぐためです。

クレジットと利用状況

AI 応答の利用量は「クレジット」という単位で管理されます。モデルを呼び出すたびに、その応答の重さに応じたクレジットが消費されます。

  • 利用率: 設定画面や /ai usage では、今月の上限に対する利用率が表示され、70%90% を超えると上限が近いことを警告します。
  • 月次リセット: クレジットは毎月リセットされます。上限に達した場合は、翌月の更新を待つか、応答トークン上限や使うモデルを軽いものに見直してください。

利用量を抑えたいときは、次の調整が有効です。

調整効果
軽いモデル(標準ティア)に変える1 応答あたりの消費を抑えます。
応答トークン上限を下げる応答が短くなり、消費が軽くなります。
常時応答のトリガーを メンション時 にする反応回数そのものを減らします。
反応チャンネルをホワイトリストで絞る反応する場所を限定します。

自動応答との連携

AI 応答機能は、ほかの機能と組み合わせて使えます。

自動応答(レスポンダー)の AI 化

「自動応答の AI 化」を有効にすると、自動応答(レスポンダー)の返信を、固定文ではなく AI が生成した文章で返せるようになります。トリガー(反応のきっかけ)はレスポンダー側で設定し、その返信の生成を AI に任せるイメージです。

チケットの自動返信

「チケット自動返信」を有効にすると、チケットでの問い合わせに対して AI が一次対応の返信を行えます。よくある質問の受け答えや、スタッフが対応するまでのつなぎとして使えます。

そのほかの動作

  • 会話履歴: AI はチャンネル単位で直近の会話の流れを覚えており、おおよそ30 分保持されます。それを過ぎると文脈はリセットされ、続きの会話としては扱われません。
  • メンションの安全化: AI が生成した文章に @everyone やロールメンションが混ざっても、実際の通知には展開されないよう抑止されます。意図しない一斉通知が起きないための仕組みです。
  • 長い応答の扱い: 応答が長くなりすぎる場合は、文末を優先して省略()したり、必要に応じて複数のメッセージに分割して送信したりします。

注意点・うまくいかないとき

  • AI が反応しない: まず「機能の有効化」がオンか、使いたい面(チャット/チケット/自動応答/常時応答)のスイッチがオンかを確認してください。常時応答の場合は、/ai respond のトリガーや反応チャンネルの設定で対象が含まれているかも確認します。
  • 重いモデルが選べない: その面が対象外の可能性があります。モデルの選び方の「利用できる面」を確認し、標準ティアのモデルを選んでください。
  • /ai chat がすぐ使えない: 約 10 秒のクールダウン中の可能性があります。少し待ってからもう一度実行してください。
  • 会話の文脈が引き継がれない: 会話履歴はチャンネル単位で約 30 分保持されます。時間が空いたり別のチャンネルに移ったりすると、前の話の続きとしては扱われません。
  • クレジットの上限に達した: 軽いモデルへの変更、応答トークン上限の引き下げ、常時応答のトリガー絞り込みで消費を抑えるか、月次のリセットを待ってください。
  • 常時応答が反応しすぎる: トリガーが「すべての発言」になっていないか、反応チャンネルが広すぎないかを確認し、メンション時・ホワイトリスト・クールダウンで絞り込んでください。

上位ティア・推論ティアのモデルは本来プレミアム(有料)枠です。ただし現在 BotShade はベータ版のため、全ユーザーにプレミアムが付与されており、すべてのモデルを無料でご利用いただけます(ベータ期間中の措置で、予告なく変更・終了される場合があります)。

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