認証(ベリフィケーション)
「認証」は、サーバーに参加したメンバーにボタンをクリックしてもらい、本人確認を行ったうえで、認証に成功した人だけに特定のロールを自動で付与する機能です。荒らしやスパムの自動アカウントを締め出し、本来のチャンネルを正規のメンバーだけに見せるサーバー運用を実現できます。
設定はサーバー(Discord ギルド)ごとに行い、対象サーバーに 1 つずつ「認証パネル」を用意します。認証パネルとは、案内文(埋め込みメッセージ)と認証ボタンがセットになった、メンバーがクリックして認証を受けるためのメッセージのことです。
認証は本来プレミアム向けの機能ですが、ベータ版のあいだは全ユーザーに無料でプレミアムが付与されているため、追加の費用なくご利用いただけます(ベータ終了後はプレミアム限定になる予定です)。プレミアムの扱いはモジュールの基本と共通操作をご覧ください。
設定の流れ
「認証」を開く
サイドバー(またはモジュール一覧)の「サーバー管理」グループにある「認証」を開きます。
「機能の有効化」をオンにする
ページ最上部にある「機能の有効化」スイッチをオンにします。これをオンにしないと認証は動作しません。
「コマンド権限設定」で /verification setup を確認する
「コマンド権限設定」に /verification setup(認証パネルを作成・設置するためのコマンド)があります。誰でもパネルを作れてしまわないよう、パネルを設置できるメンバーを絞り込んでください。設定方法はモジュールの基本と共通操作をご覧ください。
「新しい認証設定を追加」でサーバーを追加する
「認証パネル設定」の中にある「新しい認証設定を追加」を開きます。「対象サーバー」でパネルを設置したいサーバーを選び、「追加」ボタンをクリックします。同じサーバーを重複して追加することはできません。
サーバーの設定欄を開き、「認証機能の有効化」をオンにする
追加したサーバーの設定欄を開き、先頭の「認証機能の有効化」スイッチをオンにします。オンにしないと、そのサーバー向けの詳細設定(認証チャンネル・認証ロールなど)は表示されません。
「認証チャンネル」と「認証ロール」を指定する
詳細設定の上段で、次の 2 つを選びます。
- 「認証チャンネル」: 認証パネルを設置するテキストチャンネルを選びます。メンバーはこのチャンネルでボタンをクリックして認証します。
- 「認証ロール」: 認証に成功したメンバーへ自動で付与するロールを選びます。
一覧から選ぶほか、「id で直接入力」欄に Channel ID / Role ID を貼り付けて「適用」をクリックする方法もあります。両方を指定しないと、ボタンをクリックしてもロールを付与できません。
「認証タイプ」と「ボタンのラベル」を設定する
詳細設定の下段で、認証の方式とボタンの文言を決めます。
- 「認証タイプ」: 「ボタン認証」はクリックで即時に認証が完了し、「計算認証」はかんたんな計算問題に正解すると認証が完了します。荒らし対策をより強くしたい場合は計算認証を選びます。
- 「ボタンのラベル」: 認証パネルに表示されるボタンの文言です。最大 80 文字まで設定でき、空欄にはできません。
「埋め込みメッセージ設定」で案内文を作成する
「埋め込みメッセージ設定」で、認証パネルに表示する案内メッセージ(埋め込み)を作り込みます。タブを切り替えながら、次のような項目を設定できます。
- 基本設定: タイトル、タイトル URL、説明(Description、Markdown 対応)、カラー(枠の色)。
- 著者 (Author): 著者名、著者 URL、アイコン URL。
- 画像設定: 画像 URL(メイン画像)、サムネイル URL。
- フッター: フッターテキスト、フッターアイコン URL、タイムスタンプ表示の ON/OFF。
- フィールド: 「フィールドを追加」で名前と値の組を追加できます(最大 25 個)。各フィールドは「Inline」で横並び表示にもできます。
「認証を受けるとどうなるか」「規約への同意が必要か」など、メンバーに伝えたい案内をここに記載しましょう。入力内容は Discord 上での見え方としてプレビューできます。
「保存」する
画面下部のバーから「保存」します。保存操作の詳細はモジュールの基本と共通操作をご覧ください。
Discord 側でパネルを設置する
ダッシュボードでの保存は「設定の保存」までです。実際にメンバーが見るパネルは、Discord 側でコマンドを実行して設置します。
/verification setup を実行する
設定を保存したら、対象サーバーの Discord 上で Bot のコマンド /verification setup を実行します。これにより、「認証チャンネル」で指定したチャンネルに、作成した埋め込みメッセージと「ボタンのラベル」のボタンが付いた認証パネルが設置されます。
動作を確認する
設置されたパネルのボタンをクリックし、認証成功時に「認証ロール」が付与されるかを確認します。期待どおりにロールが付かない場合は、「認証チャンネル」「認証ロール」が正しく設定・保存されているか、/verification setup のコマンドが有効になっているかを見直してください。
実際の動作と既定値
初期値
| 項目 | 初期値 |
|---|---|
| 認証の状態 | 無効(設定後に有効化が必要) |
| 認証タイプ | ボタン認証 |
| ボタンのラベル | 認証 |
| 埋め込みのタイトル | Verification |
| 埋め込みの説明 | Click the button below to verify. |
| 認証ロール | 未設定(必ず指定が必要) |
| 認証チャンネル | 未設定(必ず指定が必要) |
ボタン認証の流れ
メンバーがパネルのボタンをクリックすると、その場で認証ロールが付与されます。
計算認証の流れ
メンバーがパネルのボタンをクリックすると、計算問題の入力画面(モーダル)が表示されます。問題は A + B = ? のような形式で、クリックするたびに新しい問題が生成されます。計算結果を半角の数字で入力し、正解すると認証ロールが付与されます。不正解や数字以外を入力したときは、もう一度ボタンをクリックして新しい問題に挑戦します。
上限と仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計算問題の演算 | 足し算(+)・引き算(-)・かけ算(*)からランダムに出題 |
| 計算問題の数値 | 左の数は 1〜99、右の数は 1〜9 の範囲 |
| ボタンのラベル | 最大 80 文字 |
| 1 サーバーの認証設定 | サーバーごとに 1 つ |
| 認証の有効期限 | 認証パネルのボタンや計算問題に期限はなく、設置したパネルはずっと有効 |
| 認証の回数制限 | 回数やクールダウンの制限はなし |
表示されるメッセージ
認証やパネルの設置のときに表示されるメッセージです。いずれも操作した本人だけに見える(エフェメラルな)メッセージとして表示されます。
認証が成功したとき
| 状況 | 表示される文言 |
|---|---|
| ボタン認証で成功 | ✅ 認証が完了しました! {role_mention} を付与しました。 |
| 計算認証で正解 | ✅ 正解です!認証が完了しました。 {role_mention} を付与しました。 |
{role_mention} の部分には、付与された認証ロールの名前が入ります。
認証できなかったとき
| 状況 | 表示される文言 |
|---|---|
| すでに認証ロールを持っている | 既に認証済みです。 |
| 認証が無効になっている | 現在、認証システムは無効化されています。 |
| 認証ロールが未設定 | エラー: 付与するロールが設定されていません。管理者に連絡してください。 |
| 設定したロールが見つからない | エラー: 設定されたロールが見つかりません。 |
| Bot にロールを付与する権限がない | エラー: ロールを付与する権限がありません。 |
| 計算認証で数字以外を入力 | 数字を入力してください。 |
| 計算認証で不正解 | ❌ 不正解です。もう一度やり直してください。 |
パネル設置時(管理者向け)
| 状況 | 表示される文言 |
|---|---|
| パネルの設置に成功 | {channel_mention} に認証パネルを送信しました。 |
| チャンネルが未設定 | エラー: チャンネルが設定されていません。 |
| 設定したチャンネルが見つからない | エラー: 設定されたチャンネルが見つかりません。 |
| Bot にメッセージ送信権限がない | エラー: {channel} にメッセージを送信する権限がありません。 |
{channel_mention} と {channel} の部分には、対象のチャンネル名が入ります。
注意点・うまくいかないとき
- ボタンをクリックしてもロールが付かない: 「認証チャンネル」「認証ロール」が未設定、または保存していない可能性があります。両方を設定して「保存」してから、再度
/verification setupを実行してください。 エラー: ロールを付与する権限がありません。と表示される: Bot にロールを付与する権限がないか、認証ロールが Bot の最も高いロールより上位にあります。Bot にロール管理の権限を与え、サーバーのロール一覧で Bot のロールを認証ロールより上に並べてください。エラー: 設定されたロールが見つかりません。と表示される: 認証ロールに指定していたロールが、その後サーバーから削除された可能性があります。設定画面で認証ロールを選び直し、再度保存・設置してください。エラー: {channel} にメッセージを送信する権限がありません。と表示される: 指定した認証チャンネルに Bot がメッセージを送信できない状態です。チャンネルの権限設定で、Bot がメッセージを送信できるようにしてください。
認証ロールや認証チャンネルを削除・変更すると、メンバーは認証できなくなります。変更したときは設定を更新したうえで、/verification setup を実行してパネルを置き直してください。
コマンド一覧
| コマンド | できること | 使える人 |
|---|---|---|
/verification setup | 認証パネルを作成・設置し、認証の有効化、認証タイプ・認証ロール・認証チャンネル・ボタンのラベル・案内文(埋め込み)などを設定する画面を開く | 管理者権限を持つメンバー |
/verification setup の存在自体は誰でも見えますが、実行できるのはサーバー管理者(管理者権限を持つメンバー)だけです。
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